腫瘍学アドバンスセミナー
7月から、所沢にある、日本小動物医療センター主催の
獣医臨床腫瘍学 アドバンスセミナーに参加しています。
昨夜も夜8:30−10:30まで、ばっちり勉強してきました。
今回のテーマは、犬と猫の膀胱腫瘍についてでした。
講師は当施設内のガンセンターの長である小林哲也先生です。
米国獣医内科学専門医(腫瘍学)、日本獣医生命科学大学
非常勤講師という長い肩書を持っている、腫瘍の世界では
有名な先生です。
小林先生とは、三重の南動物病院に勤務していた際、
放射線治療の患者さんを何頭か担当させていただいたり、
2007年のフロリダで行われた、アメリカの獣医がん学会
で一緒になったりしています。
先日の獣医臨床フォーラムという大きな学会でも、講演を
されていましたが、参加者が多すぎて部屋に入りきれず、
立って聴講する人が出るほどの人気者です。
科学的根拠や経験に基づいた治療(Evidence-Based Medicine)
を実践されていて、腫瘍治療のみならず、研究の方にも
力を注いでおられます。
ガンセンターでは、残念ながら放射線治療は受けられませんが、
それ以外は、2次診療施設として、高度医療機器(CT、MRI等)
を用いた診断、外科、内科(特に化学療法)の治療を受ける
ことができます。
当院でも、1次診療で可能な限りの、質の高い腫瘍に対する
診断、治療を提供できるよう、日々努力しなければと思い
ました。
- 2010.10.28 Thursday
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- 10:54
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- by kah