犬の皮膚組織球腫
7ヶ月の柴犬、左肘のしこりが徐々に大きくなり、
手術にて摘出。
舐めて表面が潰瘍、やや出血ありです。
気にするので、吸収糸で埋没縫合に。
『皮膚組織球腫』と診断されました。
若齢のわんこでも発生する、良性腫瘍です。
似た腫瘍で『肥満細胞腫』の場合、悪性の場合が
ありますので、注意が必要です。
- 2019.02.27 Wednesday
- 症例
- 17:30
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- by k-a-h
7ヶ月の柴犬、左肘のしこりが徐々に大きくなり、
手術にて摘出。
舐めて表面が潰瘍、やや出血ありです。
気にするので、吸収糸で埋没縫合に。
『皮膚組織球腫』と診断されました。
若齢のわんこでも発生する、良性腫瘍です。
似た腫瘍で『肥満細胞腫』の場合、悪性の場合が
ありますので、注意が必要です。
手術後に「肛門嚢腺癌」と診断されたため、
抗がん剤治療を追加しました。
カルボプラチンという白金製剤を3週間ごとに4回の予定です。
万が一その後に再発した場合には、分子標的薬の「パラディア」
を使用する予定です。
カルボプラチンの副作用は、重度の骨髄抑制で、投与後、
14〜21日で最下点となります。
血液検査をしながら、注意深い投薬が必要です。
猫の左上顎の歯肉に、腫瘤ができ、歯が抜けかかっていました。
抜歯、肉芽様組織切除後、吸収糸で縫合しました。
5歳とまだ若いので、悪性腫瘍でないことを祈ります。
単なる肉芽腫性の炎症だとうれしいのですが・・・